難しい医療業界への転身

人間の能力には旬と呼ばれる時期があり、最近の学生の多くは、大学を卒業する者が増えている為、すでに大学を卒業して、新社会人となるころには、知能や体力の旬を向かえているのが現状です。
しかし、学生時代における知識は、すべて机上の上での空論であり、学生時代にいくら厳しい社会の現状を語っても、それを実感して勉強に励む学生はほんのひと握りです。
人間は、むしろ社会にでてその実情により知識や技術を習得する必要を感じた方が、学校で知識を詰め込むより、遥かに効率よく勉強に励んで、それを習得します。
ですから、本来はどんな職業も、社会人が転職を望んだ時には、その為の道筋が用意されていることが望ましいと考えます。
しかし、医療業界における全ての国家資格は、文部科学省や厚生労働省が定めた学校での教育を義務としています。
その為、一般の社会人がいくら努力を積んで、独学により知識を学んでも、医療業界へと転職することは不可能です。
特に、看護師や理学療法士と言った資格は、医師免許と違って、養成校に進む際には、受験戦争もなく、高校さえ卒業していれば、誰もが入学できる学校です。
その養成校で、学ぶことにより、90%以上の合格率が毎年維持され、これが転職希望者に開放されれば、独学や通信教育でも、間違いなくその資格取得者は増えるでしょう。
現在、医療業界は深刻な人材不足を訴えておりますが、この転職希望者の受け入れ体制を充実させない限り、職場環境が改善されることはありません。
今の日本は、政府の統計に表われない多くの失業者を抱え、労働力は豊富に余っております。